所長あいさつ


石狩教育研修センターは、札幌市を除く石狩管内7市町村で組
織している、教職員の研修や教育に関する調査研究等を通して、
管内教育の充実を図るために設置されている教育施設です。


令和7年度は、運営の重点として、@地域の実態に即した教育課程の編成・実施・評価に生かす資料の整備、A教職員一人一人の専門性を高める研修の充実、B日常実践に役立つ情報・資料の収集と提供の3点を掲げ、各種事業を行ってまいります。


研修事業においては、授業改善の方策等をテーマに、学習指導要領の趣旨を学ぶ「個別最適な学び・協働的な学びの在り方講座」を開催する他、学級づくりや学校運営に生かせるICTの活用、学校の危機管理などをテーマとした「教員経験年数に応じた理論研修会」を引き続き計画・実施してまいります。また、今年度は、隔年開催となっている「石狩管内教育講演会」を8月に開催する予定です。


調査研究事業においては、今年度、「対話を軸とした協働的な学びの実践授業研究委員会(仮)」を立ち上げ、学習指導の改善に関する研究を進めます。研究委員が実践を行い、その成果と課題をもとに、対話を効果的に活用し、児童・生徒の資質能力を育む協働的な学びの在り方について研究・紹介していきます。本委員会は2年計画で研究を進め、令和8年度に研究紀要を発行する予定です。


また、カリキュラム開発支援センターの機能として、各種図書や管内の学校で実践された各教科の指導案等も、資料として保存してありますので、ぜひ、ご活用いただきたいと考えております。


 おわりになりますが、令和7年度においても、国の動向を踏まえつつ、北海道教育委員会及び石狩教育局、北海道立教育研究所や各市町村教育委員会等の関係機関との連携に取り組み、今日的な課題に対応した事業を展開してまいりますので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

 令和7年4月
石狩教育研修センター  所長  東   祐 史